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公認不動産コンサルティングマスターとは?資格を「知っている」から「できる」に変える学び方

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松島 健史

筆者 松島 健史

こんにちは。株式会社日本Ethics(エシックス)代表の松島 健史です。

今回は、「公認不動産コンサルティングマスター」についてお話しします。

宅建士や賃貸不動産経営管理士に比べると、名前を聞く機会は少ないかもしれません。ただ、この資格を取って数年が経った今、あらためて思うことがあります。資格は「取ること」よりも「取ったあとにどう使うか」のほうがずっと大事だ、ということです。

資格の概要に加えて、私がよく口にしている「知っているのと、できるのは違う」という考えも書いていきます。これから受験を考えている方、同業の方、そして岡山で賃貸経営をされている大家さんに読んでいただけたら嬉しいです。

1. 公認不動産コンサルティングマスターとは

公益財団法人不動産流通推進センターが登録する資格で、国土交通大臣の認定を受けた資格です。不動産コンサルティング業務とは、依頼者との契約に基づいて、不動産の利用、取得、処分、管理、事業経営、投資などについて、調査や分析をもとに、依頼者が最善の選択をできるよう企画し、提案する仕事のことをいいます。売買や賃貸の取引にとどまらず、不動産の有効活用や投資、相続対策まで幅広く対応するための専門知識と経験を示す資格が、公認不動産コンサルティングマスターです。

受験できるのは、宅地建物取引士、不動産鑑定士、一級建築士のいずれかの登録者だけです。試験に合格したあと、登録するには実務経験5年以上(3年以上5年未満の場合は、センターが指定する講習の修了)が求められます。登録後は5年ごとの更新も必要です。登録者数は約15,100名(2026年3月時点)で、誰でも受験できる資格ではない分、持っている人の数は限られています。

試験は択一式と記述式があります。択一式は事業、経済、金融、税制、建築、法律の6科目から50問。記述式は実務、事業、経済の3科目が必修で、金融、税制、建築、法律の中から1科目を選びます。合格率は近年40%前後で推移しています。(試験の詳細や日程、費用、最新の合格率は、不動産流通推進センターの公式サイトでご確認ください。)

2. 資格を取得したきっかけ

前職にいた頃から、私には「不動産の資格を毎年最低1つは取る」という目標がありました。(目標というよりは周囲の目があるためですが、普段から確保している実務の勉強時間を、この受験期に限っては受験勉強に充てています)公認不動産コンサルティングマスターも、その一環として取った資格のひとつです。数年前のことです。

目標のために取った資格ではありますが、勉強してみると、これまで見落としていた知識に、ふと気づく瞬間がありました。私は、資格の勉強に無駄なことはひとつもないと思っています。この資格も例外ではありませんでした。

3. この資格で学べること

この資格で問われる範囲は、事業企画、経済、金融と収支計画、建築、税制、法律と、とても幅広いものです。正直なところ、これを全部、完璧にやろうと思ったら、勉強時間は何千時間にもなると思います。

だからこそ、この資格の良さは、その広い分野を部分的にかいつまんで学べることにあります。不動産コンサルティングとはどういう仕事なのか。投資や活用の場面で、こういうやり方があるのか。そうした入口を、一通り知ることができます。この資格は、不動産の仕事の入口を何か所も用意してくれるものだと、私は受け止めています。

もちろん、すでにそれくらいの知識を持っているよ、という方もいらっしゃるでしょう。それでも、自分では知っているつもりだった分野に、ひとつくらいは知らなかったことが見つかるものです。

4. 知っているのと、できるのは違う

私は、知っているのとできるのは違うと思っています。

まず、知ることは大事です。ただ、知ったあとに「できる」ようになるには、工夫が必要です。丸暗記をして、できるようになったと思っている人は多いのですが、実践していなければ、できるようにはなりません。

たとえば税金です。テキストの問題を解いていくと、所得がいくらで、税金がいくら、と計算できるようになります。ですが、実務ではそこで終わりません。その税金はいつ払うのか。どのように納めるのか。損益通算など、いろいろな使い方や仕組みが分かっていないと、実務では使えません。計算できることと、実際の場面で使えることは別の話なのです。(個別具体的な案件の税務相談を行うと、税理士法違反になる可能性があります。

ただ、こうした税務の知識がないと、オーナー様の意向に沿ったコンサルティングや適切な助言ができません。

さらに言えば、不動産管理士としての実務上、オーナー様と一緒に税理士さんと面談したりすることがありますが、税理士さんには事業会計が得意な人、相続が得意な人などさまざまなジャンルがあり、必ずしも不動産の税務に詳しいとは限りません。

不動産の税務に詳しくない税理士さんだったとしても、オーナー様からすれば昔からのお付き合いがあり、「税理士さんは変えたくない」という事情があることもあります。

だからこそ、私たちは日々勉強し、知識を深めていく必要があります。オーナー様が「こうしていきたい」という意向を叶えるために、税理士さんへ「こういうふうに進めてほしい」と代わりに交渉してあげられる、そんな不動産管理士でなければなりません。)テキストの問題が解けるようになるのは、実務の入口に立ったということだと思います。断片的な知識だけでは、なかなか活かせません。

ここで大切なのは、実践してみることです。実際にやってみようとすると、「これは知らない」「これはできない」というものが、どんどん見つかります。そこで、どうやったらできるのか、自分は何を知らなくて止まっているのかを考えます。すると、調べなければいけないこと、身につけるべきスキルや知識が、はっきりしてきます。それが分かれば、勉強すること自体はむしろたやすくなります。(「私も別に頭が良い方ではないですが、試験対策は過去問から解くのが一番の近道だと思っています。」

何を聞かれるか分からないまま膨大なテキストを読んでも、何一つ覚えられず苦痛なだけです。

まず過去問を解けば「何が聞かれるか」が分かり、自分の「何が足りないか」が明確になります。

たとえば不動産関連の資格試験の正誤問題でも、どこが引っかけの要件になるのか、問題を見て初めて「調べるべき仕組み」が分かります。

この「自分に何が足りないか」を知ることこそが、学習の圧倒的な近道です。)

5. 資格は、取ってからが本番

宅建士を例にします。宅建士の資格を持っている人は大勢いますが、知識やスキルは人によって違いますし、大家さんをはじめ、さまざまなお客様から支持される宅建士もいます。その違いは、試験に受かったあとも学び続けて、実践しているかどうかだと私は思います。同じ資格を持っていても、時間が経つほど実力に差が出てくるのは、このためです。

「試験は取った、あとは勉強しません」という状態では、実力は伸びていきません。何かあったときに、最低限のことしかできなくなってしまいます。これは公認不動産コンサルティングマスターに限らず、どの資格でも同じです。

何を勉強したのかを理解していること。その知識をどう活かすのか。活かすために、ほかにどんな知識が必要なのか。実務の中でどう運用していくのか。そこまで考える力が、資格を取ったあとに問われます。

不動産は、人の家や人の土地を扱う仕事です。(感覚がマヒしてますけど人のものを売る仕事ってあまりないですよね。)だからこそ、知識に加えて、法令を守ること、倫理観を持つことがとても大切だと考えています。もちろん、利益がなければ会社は続きません。お金がいらないと言っているわけではありません。ただ、お金を最優先に考えるのはどうかなと、私は思っています。

6. 学ぶことに、無駄はない

最後に、これから受験を考えている方へ。

本を1冊読んでも、得られるものが少なかったと感じることがあるかもしれません。それでも、1ページでも、1行でも、自分が知らなかったことは必ずあります。学ぶことに無駄はない、というのが私の考えです。そして、学んだことを実際に使ってみて、足りないところを見つけて、また学ぶ。この繰り返しを続けることが大事だと思います。

もちろん、合格をお約束できるわけではありませんし、取れば何かが変わるというものでもありません。ただ、不動産の投資や活用について、幅広く学べる資格であることは確かです。

7. 岡山の大家さんへ

私は、資格はあくまで入口だと考えています。大切なのは、取ったあとに学び続けて、実際の仕事で使えるようにすることです。岡山で賃貸経営をされている大家さんの悩みにも、そうした姿勢で向き合っていきたいと思っています。

オーナー様の資産の最大化と不安の最小化に向けて、知識を実践に変える姿勢を、これからも大事にしていこうと思います。

空室対策、収益改善、管理会社の見直しなど、賃貸経営でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

▶ [無料相談・ご来社予約のお問い合わせフォームはこちら]

https://www.j-ethics.jp

▶ お電話でのお問い合わせ:086-237-1060(定休日:無 受付時間:10:00〜18:00)

株式会社 日本Ethics

代表取締役 松島 健史

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